Challenges

直面している課題
私たちが現在直面している課題とは?

今、私たちが直面している(と思われる)課題があります。それは人物評価についてです。

海外の成長企業の多くは人材育成に力を入れており、日本でも無形資産の重要性が日増しに高まっています。

しかし、定量化の困難な定性的問題のため、公正な数値評価がまだ難しいのも事実です。

もちろん現在の企業価値評価および投資判断などは、定量データによる財務モデル作成に基づいて行われますので、そこから得られる情報は今でもそしてこれからも非常に重要なことに変わりはありません。ここではそれが出来ているという前提でのお話となります。

日本経済が上向くカギは『人』にある

「プロだけがプロを育てることができる」

「強くなりたければ、競争のルールを変えろ。人真似はするな」

三枝 匡『戦略プロフェッショナル』より

クライアントの抱えている問題を突き詰めると、『人』に行きつくケースが多いと思います。

事業のどこに問題があるかは、経営者の方も直観や今までの経験から確信は持てずとも分かっていらっしゃる事が多いです。でも、問題の内容によっては、中々社員や身内に相談できないケースもあると思います。このような場合、守秘義務があり第三者としてプロの助言を行える外部コンサルタントに価値が生まれます。

人の問題は、論理や数値だけでは対応できません。

一般的に、経営コンサルタントは人に起因する問題に踏み込むことを避ける傾向があります。その理由は明確で、限られた時間で売上増やコスト削減など、数値的な成果が期待されるためです。人に起因する問題が解決されたかどうかは一見判断しづらく、そのためクライアントとのトラブルにつながりやすくなります。

しかしながら、現実において人の問題を避けてプロジェクトや課題解決を進めていくのは、結果を出す意味においても厳しいものがあります。クリエイティブな仕事が要求される場合は特にです。

なので、人の判断評価基準について、後の人材育成を見据えた自分なりの考えをご説明していけたらと考えています。人材育成の質的・量的向上が実現すれば、海外から外貨を稼げるようになりますし、長期的には日本経済が上向くきっかけになるはずです。少なくとも私はそう信じています。