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このページでは、当『漸コンサルティング』の戦略コンサルティングサービスについて詳しくご説明します。
初めての方に向けたご案内も含んでおりますので、まずは本ページをご確認くださいませ。
1.はじめに
昨今、デジタル化が進んでAI技術が飛躍的に進化し、あらゆる業種に変化が生まれています。新たなビジネスチャンスが生まれる一方で、中には失われる可能性のあるお仕事も出てまいりました。
コンサルティング業界も例外ではありません。コンサルタントがよく使う、フレームワーク(※ 数学の公式のようなもの)による課題解決手法は、本来AIの得意とするところだからです。詳細なデータを必要としていない、マクロ視点からの一般的なリサーチや分析だけであれば、わざわざコンサルタントを雇う必要性はすでに無くなっています。
1-1.AIで代替が困難なコンサルティングサービスとは?
コンサルタントがAIと差別化できる点があるとすれば、それはお客様視点からの課題解決サポートだと思います。
なぜかと言いますと、クライアントのご性格や仕事環境など、数値化の難しいアナログな情報は、最終的には人の手で判断するしかないからです。
ただし、それは誰でもできる事ではありません。いかに勉強したかよりも、コンサルタントとして「素質があるかどうか」の方が大事だと感じます。
1-2.経営コンサルタントと戦略コンサルタントは異なる
私の個人的見解といたしまして、経営コンサルタントと戦略コンサルタントは本質的に異なります。
例えば、経営コンサルタントは戦略を含む経営に関わる全般的なサポートを行うのがお仕事と思います。カバーする分野が非常に広範となるため、大抵はどこかの分野(営業・事務・会計・法律など)に特化してサービスを提供されていると思います。
一方で、戦略コンサルタントの場合は、名前の通り戦略に特化したコンサルティングサービスを提供します。そのため、ビジネスに限ったお話ではなく、例えば職場の人間関係やプライベートなご相談にも応じることができます。極端な事を言いますと、戦略とは元々軍事用語ですから、国家戦略・国防戦略を論じることさえ可能かと思います。つまり、戦略に関する事であれば、理論上は何でも対応できるはずです。
このように、経営コンサルタントと戦略コンサルタントは内容的に重複する部分はあっても、本質的な部分では異なっているとご理解いただけますと幸いです。
1-3.高い感受性が鋭い洞察を生む
先ほど、「素質があるかどうか」が大事だと言及しましたが、具体的に戦略コンサルタントが仕事を遂行する上で重要な素質とは『感受性が豊かかどうか』に掛かっています。その理由は、鋭い洞察は高い感受性によって生まれるからです。
このため、AIが得意とする分野は積極的に最新技術を活用しつつも、個人のスキル・経験が未だ生かせる分野に関しましては、従来の方法でのコンサルティングを行うように心がけています。世の中の変化を注視し、かつクライアントの状況、自らのスキル・経験を見極めた上で柔軟に対応する事が今は求められているからです。
1-4.ビジネスは掛け算です
長い間、ビジネスでは『時間はお金(Time is Money)』という効率重視・スピード勝負の価値観が当たり前になっておりました。ビジネスモデルが確立されており、商品やサービスのライフサイクルが長かった時代であればそれだけでも良かったですし、そこで精神論や現場主義が台頭していたのも理解できます。
しかし日々の仕事に追われ、時代が変化していると頭では分かっていても、中々行動には移せない人々を数多く見かけます。特に中年以降の世代に多いようです。
ビジネスは掛け算となります。どれか一つのパラメーターがゼロになっても事業は成り立ちません。加えて、それらパラメーターは時代によって変化することもあります。
例えば、昔であればデジタル化されていなくてもビジネスは問題なく成り立っておりましたが、今は『デジタル化』というパラメーターを考慮しない事業は生き残りが難しくなってきています。「できない」という言い訳が許される残り時間は少なくなっています。
1-5.戦略コンサルティングとは?
そもそも広く知られているわけではないため、「戦略コンサルティングとは何なのか」と疑問に思われる方は非常に多いと思います。
試しに家で例えてみますと、戦略コンサルティングとは基礎・柱・内装(設備含む)・屋根などに相当する部分となります。
家の基礎工事がいい加減ですと、大きな地震などがあった時に家全体が歪んでしまう可能性がありますし、柱も重い屋根などを何十年も支えなくてはなりませんから、しっかりしたものでなくてはなりません。また、内装や設備がちゃんと整っていなければ、防音性能が低かったり、電源コンセントが必要な場所に引かれていなかったりと、日々の生活に不便をきたすことがあります。そして屋根がなければ、雨風が吹き込んでそもそも住むことはできません。

別の視点で、注文住宅で新規に家を建てる(新しく事業を立ち上げる)流れで例えますと、企画書・仕様書づくり、土地選び、建築業者の選定、設計書の内容確認、住宅ローンの審査、土地の購入、工事費の見積もりなど、コンサルタントがクライアントの代わりに必要な書類を準備したり、仲介をしたり、確認作業などのサポートを行ったりする事は普通にあります。もちろん、あくまでコンサルタント(英語で“相談役”の意味)なので、その後の『施工・工事』のお仕事は含みません。

そして、私の個性を加味した上で戦略コンサルティングを定義しますと、『クライアントが新たな道を切り開くのをお手伝いするサービス』となります。漸コンサルティングの『漸』にはそのような意味も含んでいます。一度道を切り開き、誰でも通れるように舗装されれば、そこで戦略コンサルタントとしての役目は一旦終わりです。
1-6.大局的な視点での行動が今は求められている
日本の中小企業の中には、『施工・工事』における現場効率やスピードを重点的に追い求めてきた傾向がたまに見受けられます。自分が実際にいくつかアルバイトをしてみて、率直に感じていることでもあります。
しかし、現場主義だけでは必ずどこかに歪が生まれます。頑張って働いても日本が過去30年間経済的にあまり成長せず、日本人の幸福度や働く意欲が世界的に見ても低くなってしまったのは、世の中のルールが変化しているのに、国民も企業も政治家も役所も皆、過去の成功事例から未だ脱却できていないからではないでしょうか?
「何のために」ビジネス(仕事)をするのか、SDGs(※)などを考慮した大局的な視点での行動が今の時代は求められており、その活動が多くの人の理解を得られる事で、結果企業の利益や個人の評価に繋がっていくのが現代のトレンドと感じます。
※ SDGsとは、人類がこの地球で暮らし続けていくために2030年までに達成すべき目標のことです。
長くなりましたが、以上の内容を踏まえて具体的にどのようなサービスを漸コンサルティングでは提供しているのかをご紹介していきます。
2.契約なしの誰でもOKな『Eメール戦略相談』サービス
一つ目は、契約なしで誰でもご相談ができる、Eメールによる戦略コンサルティングサービスです。
Eメールから始め、そこから後日必要に応じて、ビデオ通話や訪問コンサルティングのご提案をさせていただく形になります。


まずはお話をお伺いしない事には何も始まりません。お問い合わせはもちろん無料なので、お気軽にご連絡ください。
どのようなご支援が可能かにつきましては、こちらの『ご相談内容の例』ページで紹介していますので何かの参考になればと思います。
3.経営者の方向けの『戦略コンサルティング』サービス
次に、前段落のEメールによる戦略相談サービスでクライアントの状況をある程度把握でき、メールのみでの対応が難しいと判断した際は、主に経営者の方向けとなりますが、対面による戦略コンサルティングサービスをご提案いたします。
判断の基準は以下の通りとなります。
- より詳細なインタビューが必要と分かった場合
- 職場環境を自分の目で見ておく必要がある場合
- 精密な財務モデルを作成する必要がある場合
- クライアントが事業の意思決定権を持っている場合
- コンサルティングのサービス提供エリア内にいる場合

もちろん、クライアントのご判断でそのままEメールによる相談サービスを継続していただいても構いません。
ざっくりとではありますが、基本的なコンサルティングサービス方針は以下の通りとなります。
- 対面もしくはオンラインによる定期ミーティングの実施
- 定められた期日までに成果物を提出
- 一つの契約期間は6週間を目安
- 料金はご相談内容、契約期間に応じて変動
例えば、戦略コンサルティングとしてお仕事を引き受けて、クライアントの課題解決のご支援に大体12週間(約3か月間)かかると分かった場合、契約を二つ(6週間×2回)に分けてサービスを提供する形になります。つまり、成果物を二回に分けて提出するという事です。
なぜ一つの契約期間を6週間と短めに設定しているのかと言いますと、戦略コンサルティングはそのサービスの性質上、クライアントのビジネス方針が途中で大きく変更する場合も考えられるからです。クライアントが止めたいと望めば、区切りの良い所でいつでもサービスを止められるようにしてあります。

戦略コンサルティングにご興味ある経営者様へ:
初めてコンサルティングを受けられる際、コンサルタントからご説明したり、確認したりする内容を『戦略コンサルティングにご興味あるお客様へ-初めてお会いした時にお話しすること』にまとめました。『Eメール戦略相談』サービスから、対面による『戦略コンサルティング』サービスへ移行すべきかどうかをご判断する際の参考にしてください。
4.サービスガイド
下記のテーブルに、ビジネスジャンル別のサービス内容事例をまとめました。
戦略コンサルティング | 戦略と財務分析に基づく、包括的コンサルティングサービス |
助成金・補助金 | 複数の補助事業経験に基づく、財務予測モデルベースの申請書類作成支援 |
財務 | 財務予測モデルを活用した分析および独自の洞察に基づく事業アドバイス |
ビジネスコーチング | 戦略および財務の知識などを共有するコーチングサービス |
社員研修 | 戦略および財務分析スキルの習得支援 |
起業 | 財務予測モデルを活用した分析および事業戦略構築支援 |
海外ビジネス | 10年の海外在住経験に基づく、事業アドバイスおよび仲介 |
どのようなご支援が具体的に可能かは、こちらの『ご相談内容の例』ページで紹介していますのでご参考にしてください。
5.まとめ
最後に、戦略コンサルティングがカバーする範囲はビジネスに限らず多岐に及びます。そのため、本サイトに記載しているサービスの事例はごく一部となります。
逆に言いますと、あくまで戦略レベルですから、現場の実務レベルでのサポート提供は最初から想定しておりません。本記事前半部分では、戦略を練ることの重要性について様々な観点からご説明しましたけれど、結局それをどう受け止められるかはお客様次第となります。
いろいろな方とお会いして感じることは、「これはできないだろう」や「これさえ実行すればうまくいく」のような思い込みに捕われている人が本当に多い事です。
利害関係のない第三者の視点から見れば、コミュニケーションを通じて全く異なった意見が出てくることもあります。『木を見て森を見ず』という諺がありますけれど、そのような可能性が常に誰にでもある事を忘れてほしくはありません。
今の世の中、昔でしたら想像だにしなかった人たちが大きく成功していたりします。皆がインターネットを使うようになり、デジタル化やAI技術が世の中のビジネスの常識を大きく変えつつあるからです。
「当たり前」に捕らわれておりますと、自らの可能性を狭めてしまうだけです。思い込みにはくれぐれも注意してください。
改めて、漸コンサルティングは戦略に特化したサービスです。ビジネスに限ったものではなく、幅広いご相談に対応させていただきます。
いきなり料金を請求することはありませんので、まずはメールでお問い合わせ願います。確認事項など、お客様の状況に合わせて対応するようにいたします。
また、「相談した内容が外部に漏れるのでは?」と心配になる方もいらっしゃると思います。コンサルタントには守秘義務があり、ご相談内容を口外する事は決してありませんのでご安心ください。どんな業界でも当たり前の事だと思います。

コンサルティングに関する一般的な疑問につきましては、こちらの『戦略コンサルティング Q&A』ページにまとめましたのでご一読いただけますと幸いです。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
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