『企業・個人事業主・会社員が抱えている問題(悩み)』についてのコラム掲載とその小話

皆さま、こんにちは

第4回目のコラム『企業・個人事業主・会社員が抱えているビジネス上の問題(悩み)とは?』をマイベストプロ様で掲載しましたので、お知らせします。以下のツリー構造ですと、黄緑でハイライトされた部分となります。

経営戦略コンサルタントに興味ある人のためのコラム紹介概要チャート-クライアントが抱えているビジネス上の問題とは?
コラム紹介ツリーチャート:クライアントが抱えているビジネス上の問題とは?

掲載コラムに関する小話

まず、今回のコラムは本来『経営戦略コンサルタントを必要とするお客様とは?どんなニーズ・需要がある?』というタイトルで掲載する予定でした。しかし、いざ下書きを始めたところ、ある事実に気づきました。

1.自分の経験則では書けないトピックだったと気づく

それは、どんなお客様が経営戦略コンサルタントを必要とするのか、いざ考えてみても、イメージが何も浮かんでこなかったという事です。ただ、その理由にはすぐ納得がいきました。なぜなら、私はそもそも個人コンサルタントとして事業を立ち上げたばかりで、実績も無く、自分の経験則からこのトピックを書きようがなかったからです。

また、会社員時代のコンサルティング経験から、お客様の傾向を類推可能かもと一瞬思ったのですが、あまり参考にはならないと感じました。その理由として、そもそも私が働いていた所はコンサルティング会社ではなく、商品開発や新規事業へ精力的に挑戦する、中小の新興企業です。私はそこで、社員として様々な仕事(経営戦略コンサルティング含む)に携わっておりました。関わった仕事は幅広いのですが、仕事上の付き合いに関しては、社長の人脈から紹介される事が多かったので、『どんなお客様が経営戦略コンサルタントを必要としているか』の客観的な考察には、あまり参考とはならなかったのです。

2.経営戦略コンサルティングの手法が、今回のコラム執筆に役立つと気づく

しかしそうなりますと、どのようなお客様がコンサルタントを必要としているかを、自分の想像力と論理思考力を駆使して、類推していかなくてはなりません。そのためにはまず、お客様の抱えている問題を全体的に理解しておく必要があります。なぜならば、お客様の問題を理解する事で、顧客のニーズを把握できますし、さらにそこからどんなお客様がコンサルティングサービスを必要とするかのイメージもしやすくなると考えたからです。

この段階で、「今回のシリーズでは、経営戦略コンサルティングで使用する課題解決アプローチがうまく活用できるのでは?」という一つの可能性に気づきました。

お客様の問題理解から入るのは、今回のコラム執筆でも、経営戦略コンサルティングの仕事でも同じだからです。

そして、新たなキークエスチョン『企業・個人事業主・会社員が抱えているビジネス上の問題(悩み)とは?』が増えた分、全体のストーリー構成も見直し、当初一つだった長いコラムを、読みやすさも考慮して三つに分ける事にしました。あくまで自分の感覚での話となりますが、コラム記事の文字数は、多くても1万文字程度に抑えておくべきと感じます。それ以上となると、読む方にとって何となく負担が大きくなる気がするからです。

したがいまして、この三つはストーリーとして繋がっているので、全体の流れが途切れないよう気を付けたいと思います。

3.書く視点が異なることで、ストーリー構成も変わる事に気づく

以上の試行錯誤からコラムを書き終えて、最後にもう一つ気づいた事がありました。それは、執筆者の視点が異なることで、内容そのものは類似していても、ストーリーの構成(またはストーリーの繋げ方・流れ)が大きく変化する可能性があるという事実でした。

例えば、前回と前々回のコラム記事(つまりキークエスチョンの1と2)では、経営戦略コンサルタントの立場および視点で執筆しました。全体のテーマが『経営戦略コンサルタントにご興味ある読者に対し、包括的な情報を紹介する』となっていますので、執筆のアプローチも、新人コンサルタントに初めて研修するような形でのストーリー構成となっています。新人であれば、まずは自分がこれから働く業界の現状について知っておきたいでしょうし、そしてプロとしてどのような役割を期待されているかも、将来高い評価を受けるためには事前に知っておきたいはずです。これがもし、顧客の傾向や抱えている問題など、お客様の視点でいきなり研修を始めてしまうと、聞く側とすれば違和感をどうしても覚えてしまうはずです。したがいまして、この最初の二つのストーリー構成は間違っていないと思います。

ただ、このストーリーの繋げ方ですと、個人コンサルタントとしてお客様実績の少ない私には、これ以上書けなくなってしまいます。そこで、視点をお客様に変えての論理的・創造的な考察が必要になってくる、という事が今回の大きな肝であり、課題解決のための突破口です。

今回・次回・次々回のコラム記事(つまりキークエスチョンの3と4と5)は、経営戦略コンサルタントの立場を維持しつつも、同時にお客様の視点に立って(お客様の気持ちになって)執筆しました(またはする予定です)。つまり、実際のコンサルティングで使用する課題解決アプローチ、思考プロセスでコラムを書いたという事です。

経営コンサルティング(おそらくビジネスコーチングやカウンセリングも)では、上記のどちらの視点(考え方)も重要になります。このように、状況に応じて課題解決アプローチを自在に使い分けられるようになると、プロフェッショナルとして一段上のステージに登れるのかなと感じました。

一つのテーマの中で、視点を変えてのコラム執筆は初めての試みでしたので、次回以降にうまく繋げられるか多少不安はありますが、一つのストーリーとなるよう努力してみます。

まとめ

今回の小話はここまでとします。最初はお客様のイメージが沸かず焦りましたが、考えの切り口をコンサルタント視点からお客様視点に変える事で、キークエスチョン考察の突破口が見えてきました。

結果、経営戦略コンサルティングの手法で執筆する事になり、文字数が多くなったので、コラムを分ける事にしました。その過程で何回か書き直しましたが、執筆者の視点でストーリー構成も変わるなど、新たな気づきもあって良い勉強になりました。

このように、現実のビジネス(特に中小企業や個人事業主の場合)では、分析や判断のために必要となる情報(データ)が見つからない事も非常に多いです。そのような状況下でも、洞察に基づき仮説(または仮定)を立てて、論理的・創造的に課題解決を進めていく前向きな姿勢が重要となります。

今回も自信作なので、ご満足いただける内容となっておりましたら幸いです。次回のコラムでは、ここで洗い出した問題をベースに、経営戦略コンサルタントを必要とするお客様や顧客ニーズについて、多角的に考察していきます。