『経営戦略コンサルタントを取り巻く現状』についてのコラム掲載とその小話
皆さま、こんにちは
第2回目のコラム投稿として、マイベストプロサイトで『経営戦略コンサルタントを取り巻く現状について考察』を掲載しました。前回同様、コラム記事の内容補足や、裏話等を自由に書いていきます。
掲載コラムに関する小話
1.3つの切り口でコラムを書くことに決める
まず、前回のコラムは『国際ビジネス』について書いたので、今回は『経営戦略』について何か書いてみようと当初から考えておりました。しかし、何をどのように書くかについては、少しの考察と試行錯誤が必要でした。
いきなり戦略スキルやノウハウを論じるのもどうかと思いましたので、上記の画像に記載している本コラムの対象読者の部分、つまりどんな読者に読んでもらいたいかを想像してみました。そこで、対象を『経営戦略コンサルタントまたはそのスキルに興味のあるビジネスパーソン』と設定し、その方々がどのような情報を望んでいらっしゃるかを考え、結果3つの切り口『経営戦略コンサルタントの現状』『市場ニーズ』『必要なスキル』からご紹介しようと思い立ちました。
仮に、3つのキークエスチョンを1つのコラム記事でまとめて答えようとすると、文字数が軽く1万を超えそうでしたので、読者に読みやすい文章量となるよう、コラムを3つに分ける事が適切だと考えたからです。
これで、経営戦略コンサルタントについて包括的に知りたい読者(例えば潜在のお客様、コンサルタントになりたい方、または同業者の方など)に対し、何らかの付加価値をご提供できるかなと感じました。
2.今回は経営戦略コンサルタントの現状について考察
このような経緯で、今回はコンサルタントの現状についてのみ書くことにしました。
まずは『経営戦略』に対する考え方が、読者と執筆者の間で合致しているかどうかの定義確認を行います。価値観が多様化している現代において、この定義確認のプロセスは非常に重要です。
その上で、普段ネットで検索していると『戦略』や『コンサルタント』というキーワードの書籍が目に入るようになったので、「戦略コンサルティングのノウハウがコモディティ化しているのでは?」という仮説を立てて、その理由について考えてみました。
次に、欧米と日本のコンサルティング産業の違いについて論じました。なぜ書こうと思ったかといいますと、過去に日本も業界をリードしていた時期があったという事を知ってもらいたかったからです。安定志向な考え方も間違ってはいないと思いますが、皆が同じ考えだと社会は衰退するだけなので、リスクを取って新たな可能性に挑戦する気持ちも養ってほしいと思いました。
ただし注意事項として、何でも挑戦すれば良いというものでもないところが、判断を難しくさせています。人の意見は参考にしつつも、自分で十分に考えて判断し、挑戦すると良いかもしれません。世間で正しいとされる価値観や推奨されていることでも、部分的には同意出来ても疑問を感じる事はありますので、価値観があまり多様化し過ぎるのも考えものだと感じます。
そして、戦略系と会計系のコンサルティングファームの違いについても書きました。財務情報を公開している企業はほとんどないので、あくまで経験や一般論に基づく内容となりますが、業界での自分の立ち位置を把握したり、後のコラムでニーズや需要、そして必要なスキルを考察する際にこの違いが重要なポイントになると考えましたので含めました。
最後に、経営コンサルタントに関する一部ネガティブな評価・イメージに関して、個人的体験も交えて自分の考えを書きました。コンサルティングは、成果の多くを個人の資質・能力・性格などに依存すると考えますと、お客様によって評価の振り幅が大きくなるのはある意味仕方がないと思います。自分が素晴らしいと考える商品やサービスを提供するのは当たり前ですが、同時にお客様が期待している成果物となっているかどうかを常に確認する事も重要です。
まとめ
今回はここまでとします。最初は1つのコラム記事で全てのトピックをカバーしようと思ったのですが、読みやすい文章量となるように3つのコラムに分けて書くことにしました。
経営コンサルタントの現状は常に変化しています。特にコロナパンデミック以後、多くのコンサルティングファームが自社のビジネス戦略および戦術を見直しました。
最後に、本掲載内容は他のプロから聞いたお話や、自らの経験・書籍・一般論に基づいていますので、情報が間違っている可能性もあります。ご自身のビジネスで参考にされる場合は、念のためその点をご留意ください。