『OPPO Reno9 AとReno7 A』を『Google Pixel 6a』と比較しながらレビュー
皆さま、こんにちは
今回は、OPPOのスマホで、2023年6月末、つまり発売してすぐ親用に購入した『Reno9 A』と、その数か月前に自分用に購入した『Reno7 A』が思っていたよりも良かったので、手元にある『Google Pixel 6a』などと比較しながら感想を書いていきたいと思います。
こちらの記事「『Google Pixel 6a』を『OPPO Reno A』と比較しながらレビュー」をご覧いただいた方であればご存じと思いますが、以前自分はスマホを三台バッグに入れて持ち歩いていました。当時の構成は以下の通りとなります。
- Reno A:電話・ネット用
- Reno5 A:料理等写真と動画撮影用
- Pixel 6a:その他の写真や動画撮影および文字起こし用
………重かったです。
現在は、以下の構成となります。
- Reno7 A:電話・ネットおよび料理等写真撮影用
- Pixel 6a:その他の写真や動画撮影および文字起こし用
どちらも廉価ゆえにそれぞれ弱点もあるのですが、それらをうまく補完し合っているので、自分の用途にはぴったりと感じました。
一方、親のスマホの方は、以前シャープ製『AQUOS sense 3』を4年近く使っていました。バッテリーが非常に保つというメリットはあったのですが、画面が小さく、動作がもっさりしており、かつタッチ感度も芳しくなかったので、自分が代わりに設定などをする時は、作業がスムーズに進まず結構ストレスだったのを覚えています。
そんな中、そろそろ親のスマホも買い替えが必要と感じ、価格コムのレビューや売上ランキングをチェックしていた所、OPPOから新モデル『Reno9 A』が近日発売されると分かりました。
スペックは一部を除き、現在自分が使っている『Reno7 A』とほとんど変わっていない事から、「親用のスマホも自分と同じで良いかな?」と思ったのですが、調べていくうちに本体以外の付加価値もあると気づいたので、新しい方を購入する流れになりました。
結果、画面が大きく見やすくなり、ネットや動画を見る程度でしたら十分軽快に動作するので、以前よりも様々な用途でスマホを使う機会が増えたような気がします。買って良かったと思います。
今回はそのあたりも含め、いろいろレビューしていければと思います。
それでは始めます。
1.スペック比較
まずは、スマホの基本スペックについて比較してみます。性能がより高いと思われる箇所は、太字にしてハイライトしました。
製品名 | OPPO Reno9 A (OPPO Reno7 A) | Google Pixel 6a |
発売日 | 2023年6月22日 (2022年6月23日) | 2022年7月28日 |
OS | Android 13 (現Android 12 or 13) | 現Android 13 |
SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 695 5G | Google Tensor |
内蔵メモリ(ROM) | 128GB | 128GB |
内蔵メモリ(RAM) | 8GB(6GB) | 6GB |
外部メモリタイプ | microSDXC | |
バッテリー容量 | 4,500mAh | 4,410mAh |
画面サイズ | 6.4インチ | 6.1インチ |
ディスプレイ | 有機EL | 有機EL |
リフレッシュレート | 90Hz | 60Hz |
背面カメラ画素数 | 4800万画素(広角) 800万画素(超広角) 200万画素(マクロ) | 1220万画素(広角) 1200万画素(ウルトラワイド) |
前面カメラ画素数 | 1600万画素 | 800万画素 |
手振れ補正 | 〇 | |
4K撮影対応 | 〇 | |
スローモーション撮影 | 〇 | 〇 |
おサイフケータイ / FeliCa | おサイフケータイ | おサイフケータイ |
急速充電 | 〇 | USB-PD 3.0 |
認証 | 指紋認証・顔認証 | 指紋認証 |
耐水・防水 | IPX8 | IPX7 |
防塵 | IP6X | IP6X |
イヤホンジャック | 〇 | |
5G | 〇 | 〇 |
4G・LTE | 〇 | 〇 |
無線LAN規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax |
Bluetooth | 5.1 | 5.2 |
デュアルSIM | 〇 | 〇 |
DSDS or DSDV | DSDV | |
SIM情報 | nano-SIM/nano-SIM/eSIM | nano-SIM/eSIM |
カバーガラス | Dragontrail STAR2 AGC製 | Gorilla Glass 3 Corning製 |
サイズ | 幅74×高さ160×深さ7.8 (幅73.4×高さ159.7×深さ7.6) | 幅71.8×高さ152.2×深さ8.9 |
重さ | 183g(175g) | 178g |
それでは、どこに違い(特徴)があるかを以下にまとめてみます。
1-1.Reno9 AとReno7 Aの違い
今回ご紹介するOPPOのスマホ2機種(Reno9 AとReno7 A)は、以下の項目を除きますと、ほとんど同じと言って良いと思います。
- OSのバージョン
- 内蔵メモリ(RAM)の量
- 背面部の一部デザイン(ガラス素材の有無)
- スマートサイドバーの有無
メーカーのHPを見る限り、一世代前のReno7 Aと比べ、最新のReno9 Aでは、デザイン(背面のOPPO Glow処理およびガラス素材の追加)や8GBという大容量メモリを売りにしています。
しかし、カバーを付ければデザインは見えなくなりますし、両モデルともキビキビ動作するので、普段の使用においてはあまり違いが感じられません。
あえて言えば、楽天で購入した私のReno7 AはOSバージョンがまだ12なので、バージョンが13のReno9 Aとは若干使用感に違いは出てきます。
それと、初代Reno Aの頃からあった、OPPO特有のスマートサイドバー機能は、どうも最新モデルでは無くなったようです。以前からその機能を使っていた人には、気になるかもしれません。
また、カメラの画像処理性能が向上しているという噂もネットでありますが、私のような素人の観察眼では、はっきりとした結論は出せませんでした。
なので、購入候補としてこの二つを比較した時、製品本体だけで見れば、現在割引額が少ない最新モデルを選ぶメリットはあまりありません。詳しくは後述しますけれど、Reno9 Aを検討する際には、製品本体以外の付加価値も一緒に考慮する事をお勧めします。
1-2.Reno9 AとPixel 6aの違い
次に、Reno9 A(またはReno7 A)とPixel 6aの両者で比較しますと、ご覧のようにかなり異なる点があると分かります。
- SoC(CPU)の処理性能
- 内蔵メモリ(RAM)の量
- 外部メモリカード(microSDXC)が使用可能かどうか
- バッテリーの容量
- ディスプレイサイズ
- リフレッシュレート
- カメラの性能
- 写真撮影
- 動画撮影
- 手振れ補正の有無
- 4K撮影が可能かどうか
- 顔認証があるかどうか
- 耐水・防水性能
- イヤホンジャックの有無
- 無線LAN規格にaxがあるかどうか
- Bluetoothのバージョン
- DSDVが使用可能かどうか
- SIMは物理2枚搭載可能かどうか
- カバーガラスの材質
- 筐体サイズ
- 外観のデザイン
これだけ特徴が異なると、それぞれで一長一短があるので、お互いの機能を補完し合うために、私の場合は二台持ちという形に落ち着きました。
ただ、スペック情報だけでは一概に評価できない部分もあり、Reno9 Aを購入してからの約2か月間の体験(Reno7 Aの方は約8か月間です)に基づいて、使用感をレビューしていきます。
2.外観デザイン
まずは、外観から見ていきましょう。左にReno9 A(ムーンホワイト)、そして右にReno7 A(スターリーブラック)の写真を掲載していきます。
最初は真上から撮った背面写真です。この写真からでも、表面が何となくザラザラっぽいのが分かると思います。どちらも、独自の背面加工OPPO Glow処理が施されているためです。
両者で異なっているのは、Reno9 Aのカメラ部分にのみガラス素材が使われている事でしょうか。純粋にデザイン向上のためか、それともカメラ回りの強度を向上させるためなのかはよく分かりませんが、もし後者の理由であれば、それをもっと売りにしても良いと思いました。
元々廉価なスマホしか使った事がない自分にとっては、今までで一番高級感のあるデザインです。カバーを付けるのが何となくもったいなく感じます。
ちなみに、GoogleのPixel 6aに関しては、外観の品質やデザインは正直そこまで良いとは思いません。独自のSoC・カメラ・ソフトウェア開発などに、ほとんどのリソースをつぎ込んだからでしょう。そのため、多少の割り切りが必要に思います。
後、普段水気のある所では使わなくとも、いざという時に防水性能が高いのは心強いと思いました。突然のにわか雨など、いつ何が起きるか分かりませんし。
次は、右手前から撮った写真となります。奥からSIMカードスロットと音量ボタンがあります。私にとって大きな魅力と言えるのが、このスロットには2枚の物理SIMカードが入る(シムフリーモデルのみ)事です。
注意点として、大手キャリア(auやSoftBank)では、SIMカードが1枚しか入らない仕様に変更されているので、ご自身の使い方によっては購入先に気を付ける必要があります。
これは左手前からの写真です。電源ボタンがあります。
こちらは、手前からの写真となります。右からイヤホンジャック、内部マイク、USB Type-C、スピーカーがあります。
今のご時世、イヤホンジャックがまだ残っているのはありがたいです。安定して外部マイク入力が出来、有線イヤホンを付ければFMラジオも聴けます。震災を経験した身としては、たとえデジタル全盛の世の中でも、アナログでの情報収集手段は一応手元に残しておきたいと感じます。
こっちは逆に、奥から撮った写真です。こちらにも内部マイクが付いていますね。
それと、これはカメラ周辺のアップとなります。質感のあるデザインを考えると、ケースなしで運用したくなるのですが、そのために出っ張っているカメラを傷つけたくはないので、私の場合は別途ケースが必要です。
特に、親が使うスマホの方は、沢山物が入っているバッグに入れて持ち歩く事が多いため、気づかない内に中で擦れて小さな傷が付いていたりします。以前使っていたAQUOS sense3のケースはボロボロになりました。ですから、後述しますが、本体購入時に全体を保護してくれる手帳ケースと、ディスプレイを傷や衝撃から守ってくれるガラスフィルムを一緒に購入しました。
最後は、ディスプレイの外観写真です。左のReno9 Aだけ、付属の保護ケースを取り外すのを忘れて撮影してしまいました。
どちらのディスプレイも、カバーガラスとしてAGC製の『Dragontrail STAR2』が使われています。『AGCのサイト』に、ガラス素材の詳しい説明がありました。
それによると、今回OPPOスマホに採用されたDragontrail STAR2という製品は、2011年に発売開始した初代の製品よりも約4倍の強度を持っているそうです。つまり、地面に落としても割れにくくなったという事でしょう。こういう目に見えにくい部分のセリングポイントは、もっと公式サイトで宣伝しても良いと思います。
頑丈という点において、少なくとも私にとっては大きなメリットとなります。
ちなみに、GoogleのPixel 6aに採用されているカバーガラスは、Corning製の『Gorilla Glass 3』との事です。ネットの口コミによると、最新バージョンのゴリラガラスと比べ、強度は幾分か劣るようで、念のためにガラスフィルムを付けた方が良いというコメントがありました。
3.ディスプレイ
次は、ディスプレイについてのレビューです。
OPPOのReno9 AおよびReno7 Aに搭載されているディスプレイは有機ELで、以前使用していたReno Aと同様、いずれも綺麗に表示されます。ですので、私は何の不満も感じていません。
リフレッシュレートは、前者二つのモデルが最大90Hzで動作、そしてReno Aは60Hzで動作します。はっきり判別出来ているわけではありませんが、新しいモデルの方が何となく画面の遷移は滑らかに見えます。
ただし、画面の明るさで言うと、初代のReno Aの方が優れています。例えば、私のReno7 Aでは明るさ設定を45~50%くらいにして使っていますが、Reno Aでは25%前後でも十分明るいです。両隣で一緒に使ってみると、違いが分かります。いずれにしても、普段使いで困るレベルではありませんが。
これら三つのOPPOスマホと比較しますと、グーグルのPixel 6aに搭載されている有機ELは若干見劣りします。その理由については、こちらの記事「『Google Pixel 6a』を『OPPO Reno A』と比較しながらレビュー」で、目の疲労という観点からお話いたしました。
後、有機EL特有の機能として、常時表示ディスプレイ機能は結構重宝しています。スマホを手に取れば自動的に時間が表示されるので便利です。一旦これに慣れますと、液晶ディスプレイのスマホには戻りづらくなります。
他、Reno9 AやReno7 Aのディスプレイサイズは約6.4インチで、今まで4.7インチから6.5インチまでのスマホを使ってきた私にとっては、このサイズが一番使いやすく感じました。
視力が弱っている親にとっても、画面サイズが以前のスマホ(AQUOS sense3の5.5インチ)より大きくなったので、大分見やすくなったようです。高齢者だからと、軽めの小さなスマホが最適とは限りません。画面が小さくて文字が見づらければ、何の意味もないからです。
ディスプレイの良し悪しは次の操作性にも大きな影響を与える以上、ここで妥協しなくて本当に良かったと思います。
4.操作性
そして操作性についてですが、Reno9 AおよびReno7 Aともに、普段使いにおいては申し分のない使い心地となります。
巷でいろいろ言われる事の多いSoC(Qualcomm Snapdragon 695 5G)性能の低さも、ゲーム等をしなければサクサク動作しますし、それにこのディスプレイのタッチ感度は意外と悪くなく、安いスマホにありがちなミスタッチもほとんどありません。
後、親は文字サイズを大きめにして使っています。一部の文字が表示されなかったりしますけれど、実用上は問題ないみたいです。
ただ個体差なのかもしれませんが、私のReno7 Aは地磁気センサーが若干不安定で、マップを見ると向きがおかしかったりします。そのため、度々校正が必要になります。Reno9 Aの方は、今のところそのような問題はありません。
全体的に見ますと、価格の割には操作性が良く、高齢者を含め多くの人が安心して使えるスマホと思います。
5.カメラ性能
次は、カメラの性能についてレビューをしていきます。ネットの評価ですと、Reno9 AとReno7 Aはカメラの評判があまり良くないようです。確かに、Pixel 6aや前モデルのReno5 Aと比べると、性能的に大きく劣る部分があります。ですので、カメラを重視している人には基本お勧めはしません。
しかし、使い方に気を付ければ意外と綺麗な写真や動画を撮る事も可能なので、その点を含めご紹介していきます。
5-1.写真撮影
まずは、私や親が撮った何枚かの写真を見ていきます。
5-1-1.Reno9 AとPixel 6aの比較写真
百聞は一見に如かず、比較した写真をご覧ください。
左側の写真はReno9 AまたはReno7 Aで撮影し、そして右側の写真はPixel 6aで撮影したものとなります。本来は風景や人物など、いろいろなシーンで同じように比較検証すべきですが、時間が無かったので料理写真のみです。
こうやって比較しますと、OPPOのスマホで撮影した方が美味しそうに見えますね。料理写真に限って言えば、OPPOのカメラの方が有利かもしれません。
ただ、料理しかここで掲載していないのでそのような評価になりますが、様々な状況を想定した撮影、例えば周囲が暗めだったり、動きがあったりする風景・室内・人物写真ですと、評価は異なってきます。私が思うに、総合的なカメラ性能ではPixel 6aの方がずっと上です。
ちなみに、Reno9 AとReno7 Aの両モデルで同じシーンを撮った場合、ほぼ同じ見た目の写真となるため、横に並べて比較してもあまり意味は無いと思いました。なので、どちらか一方で撮った写真のみをここでは掲載しています。
注:
厳密には、アップで見るとほんの少しだけ両モデル間で写りに違いがあるものもありました。撮影時の角度など、わずかながら条件が異なっているからかもしれませんし、もしくは、画像処理ソフトの違いが関係しているのかもしれません。今回の検証では、そこまでは分かりませんでした。
ご参考までに、Reno9 AまたはReno7 Aで撮影した他の様々な写真も掲載しておきます。
5-1-2.縦向き撮影
まずは、スマホを縦向きにして撮影した写真ギャラリーです。
最後のナシの写真を除いて、全て母がReno9 Aで撮影した写真となります。結構綺麗に撮れていますね。
5-1-3.横向き撮影:花や植物
次は、庭の花や植物を横向きで撮影したものです。
こちらは、晴れの日に屋外で撮影したためか、皆綺麗に撮れていると思います。ただ、風で花や植物が揺らめいている状態で撮影したものは、その箇所だけブレているものもありました。したがって、動きのある写真撮影には基本向かないと思った方が良いかもしれません。
補足:
花や植物の名称など、もし間違って記載しておりましたらご指摘いただけると助かります。
5-1-4.横向き撮影:車内
検証のため、試しに車もいろんな角度から撮影してみました。
初めの外観写真は、十分光量もあってか綺麗に撮れています。その一方で、車内を撮った写真3枚は、薄暗いからかよく見るとノイズが乗っています。暗いところでの撮影は苦手なようです。
5-1-5.横向き撮影:外食料理
最後に、外食時の料理写真が少なかったので追加しました。
自宅で撮影するよりも、レストランやフードコートで撮った方が美味しそうに見えます。今の時代、味だけでなく、映える写真をお客が簡単に撮れるよう、盛り付け方法や照明など、お店側もいろいろ工夫しているのでしょう。
5-1-6.ブレやすさ(ぼやけやすさ)の検証
ここで、Reno9 AおよびReno7 Aの弱点が写真撮影時のブレやすさ(ぼやけやすさ)にあるという事で、その事例をここでお見せします。
左右どちらもReno7 Aで撮影しました。わざとブレあり(又はぼやけあり)で撮ろうとした訳ではなく、普通に撮影していたら偶々そうなったものです。
エビをグリルした時の写真で説明しますと、左の写真はカメラの焦点が奥に自動調整されているため、手前のエビがぼやけ、奥の方がくっきり写っています。逆に、右の写真はカメラの焦点が手前にあるため、手前のエビがくっきり写り、奥の方がぼやけています。
このケースですと、右の写真の方が好ましいわけですが、なぜほぼ同じ条件で撮ったにも関わらず、左の写真のフォーカスが自動で奥に調整されたのか不思議に思います。
このようなちょっとした写真でしたら、ブレたりぼやけてもまだ「仕方ない」で諦めもつきますけれど、同じことが人物写真で起きてしまうと結構がっかりします。実際、私が過去に撮った記念写真のいくつかはぼやけていました。そのため、それ以降料理以外の写真は全て、Pixel 6aで撮影するようにしています。
カメラ性能は大体スマホ価格と比例します。カメラで妥協できなければ、スマホ購入価格は上昇しますし、逆に価格で妥協できなければ、カメラの性能は落とさざるを得ません。
Reno5 Aのように、廉価でも比較的性能の良いカメラを積んでいるスマホは一応ありますけれど、その分どこかのパーツのグレードを落としているわけですし、そう考えますと選択肢は非常に限られてきます。
例えば元気なお子さんがいて、シャッターチャンスを逃さずいつでも綺麗に撮りたい場合は、最初からカメラに定評のあるスマホを選んだ方が良いと思います。
5-1-7.写真撮影における総評
こんな感じで、いろいろなシーンの写真を撮ってきましたが、写真撮影におけるReno9 AおよびReno7 Aの総評を一言で言うと、「使いどころをかなり選ぶカメラ」と言ったところでしょうか。
綺麗に撮影する秘訣は、屋外などの明るい場所で、被写体および撮影者が極力静止している状態で撮る事です。また、料理系の写真が得意で、大抵美味しそうに見えます。
しかし、逆に苦手なのは、被写体または撮影者が常に動いている中での撮影や、屋内などの薄暗い環境下での撮影となります。そうなると、写真が一部ぼやけて表示されたり、ノイズが乗ったりします。
全体的に悪くはないのですが、将来残しておきたい大事な写真を撮る時は、写りに問題がないか、毎回チェックした方が良いと思います。
注:
当記事の多くの写真は、もともと個人の日記用として撮影したものです。初めから記事作成目的で撮っているわけでないため、いろいろ見苦しい点もありますが、あらかじめご承知おきください。
5-2.動画撮影
次は、動画撮影時のカメラ性能についてです。
後日、Reno7 A(またはReno9 A)で実際に動画撮影したものを、参考として自分のYouTubeチャンネルで公開するかもしれませんが、とりあえずこのホームページでは、使用してみた感想のみまとめておきます。
結論から言いますと、「用途を限れば、比較的綺麗な動画を撮ることは可能」という事になります。しかし、出来るだけ制約を受けず、自由に動画撮影をしたい方は、iPhone・Pixel・ギャラクシーなど、もっと高価なスマホ機種を検討してください。
私の経験から、Reno9 AやReno7 Aで綺麗な動画を撮りたい方は、以下の条件を揃える必要があります。
- 明るい環境で撮影すること
- 撮影初めの数秒間は余白とすること
- 撮影の間はスマホを極力動かさないこと
- 被写体の動作がゆっくりであること
- ズームはせいぜい2倍までとすること
動画撮影はやり直しが利かない事も多いですし、綺麗に撮るための前提条件が多いほど、日常用途では使いづらくなります。
ちなみに、なぜ最初の数秒間を余白として空けておく必要があるのかと言いますと、撮影初めにカクついて記録される事があるからです。
したがって、動画撮影性能は基本的に低いと思ってください。もしこだわるのであれば、OPPOの中では、旧モデルでカメラが売りのReno5 Aをお勧めします。カメラの画素数も6400万画素と多く、AI補正や強力な手振れ補正機能も付いているので、動きのあるシーンも比較的綺麗に撮れます。
5-3.カメラ性能まとめ
ここで、カメラ性能全体についてまとめておきます。
Reno9 AやReno7 Aのような廉価なスマホと、PixelやiPhoneなどの高性能なカメラを搭載したミドル~ハイエンドクラスなスマホとの違いは、前者は撮影シーンを選び、後者は撮影シーンを選ばないという事だと思います。
以下のニーズがあれば、ある程度高価格帯のスマホを購入した方がより安心・確実です。
- 記念となる写真を撮りたい
- 突然のシャッターチャンスを逃したくない
- 暗い場所でも明るく撮りたい
- 遠くの被写体を撮りたい
- 躍動感あるシーンを撮りたい
自分的には、Reno9 AやReno7 Aのカメラ性能は、良くも悪くも10年くらい前に数万円で購入したデジカメのイメージです。ただ、当時のデジカメで撮った写真よりも、これらのスマホで撮った写真の方が明るくて綺麗に見えます。その理由は、AIを使った補正など、ソフト的な画像処理技術が飛躍的に進化しているからだと思います。
なので、写真や動画撮影に現代レベルのハイクオリティさを求めていなければ、Reno9 AやReno7 Aでも十分選択肢になりえると思います。
6.バッテリー
後は、バッテリーについて少しだけ言及しておきます。
ゲームをせずにネットなどで毎日2時間程使う私の用途では、バッテリーは普通に2~3日は保ちます。ただし、ダークモードを使用する前提です。
Pixel 6aや旧モデルのReno5 A・Reno Aと比べ、バッテリーの消費速度は体感的に特に優れているわけでも、また悪いわけでもありません。気持ちPixel 6aの方が早く消費するくらいで、大体同じように減っていきます。
スマホが熱くなりにくい点は良いですね。いくら性能が良くても、バッテリーの消費速度が速かったり、すぐに熱を発したりするのは個人的に好まないからです。
高性能で高コストなSoCを無理に搭載しようとせず、その分有機EL・デザイン・カバーガラス・防水性能などにお金をかけたのは良い判断だったと思います。全体のバランスを考慮した設計になっています。
こういう質実剛健なスマホが、市場でちゃんと評価されれば良いのですが、現状はあまり売れていないように見えるので、個人的にはちょっと気掛かりです。
初代のReno Aを発売していた頃と、Reno9 Aを販売している現在とでは、市場の傾向が大きく変化しているのでしょう。ですから、マーケティングが中々うまくいっていないのかな?と感じました。
それに、常に変化を求めているガジェット好きのブロガーやユーチューバーから見れば、どうしても本スマホの評価が下がってしまうのは仕方ありません。
ところで、一つ気になった点があるのを思い出しました。私の持っているReno7 Aは、新品で購入したにも関わらず、バッテリー表示がゼロの状態で届いた事です。最初電源ボタンを押しても全然反応しなかったので、初期不良を疑いました。似た経験をした人は他にも沢山いるようで、ネットでは噂になっています。
リチウムイオン電池はその特性上、過度に充放電してしまうと劣化しやすくなります。私もその点が気になり、念のため、AccuBatteryというアプリで電池の推定容量を測ってみました。
その結果、設計容量の4500mAhから5%ほど低いだけで、そんなに減っていない事が分かりました。どこまで精確なのかは分かりませんが、この程度であれば、誤差の範囲で自分は問題ありません。
今なら旧モデルのReno7 Aは安く購入できるので、もしバッテリーがゼロの状態で届くのが気にならなければ、非常にお買い得だと思います。
7.付属品
付属品に関しては、どちらのモデルも必要最低限のものしか付いてこないです。初代のOPPO Reno Aを購入した方であれば分かると思うのですが、当時は充電器やイヤホンが付いてきて非常にお得感がありました。円安や物不足、そして世界的不況によって、昔のように大盤振る舞いが出来なくなったのは重々承知しています。時代に合わせて、消費者の価値観も変わっていくしかないのでしょう。
上記の購入時に付属してくる保護ケースは、スマホ本体をちょっとした傷から守るためのもの、といった感じです。誤って落とした時の保護としては、ちょっと頼りなく感じます。
それと、最初から貼ってある保護フィルムについては、あくまでディスプレイに細かな傷が付かない事を目的としているようです。そのためか、指のすべりは悪く、指紋も付きやすくて使い勝手はあまり良くありません。さらに数か月経つと、フィルム上に細かな傷も目立ってきたので、後で紹介するガラスフィルムに貼り換えました。
8.FOMAシム(3G)を使ったDSDVについて
次に、一部の人にとってこのスマホを選ぶ大きなメリットは、デュアルSIMカードスロットを搭載しており、かつFOMAシム(3G)によるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTEの略)が使える事だと思います。
FOMAシムを使えるスマホが段々少なくなってきている中、OPPOは引き続き3G通話機能を提供している(非公式ではありますが)ので、本当にありがたいです。ちなみに、グーグルのPixel 6aでは出来ませんでした。
注:ドコモの場合、3Gのサービス終了は2026年3月末となります。
なぜ未だにFOMA(3G)を使い続けているかと言いますと、以前何回かドコモショップへ相談に行った事があるのですが、こっちが欲しくない、例えば画面の小さなローエンドのスマホやガラホしか安く提案してくれなかったからです。ネットの口コミでは、iPhoneやギャラクシーなどを安く購入できている人もいるようなので、私たちと何が違うのか、早い者勝ちなのかよく分かりませんが、とにかく疲れてしまいました。
視力が弱っている親には、画面が大きくて使いやすく、そして何かあった時に私がサポートできる普通のスマホの方が良いという確信があったので、こちらの条件に合致し、かつ汎用性の高いDSDVに対応した機種を自分でリサーチし、結果メインキャリアの方はこのまま3G停波まで使い続けることにしました。
8-1.FOMAシム(3G)が使えるOPPOのスマホ
私自身で動作確認済みの、FOMAシムが使えるDSDV対応のOPPOスマホは以下の通りとなります。
- Reno9 A
- Reno7 A
- Reno5 A
- Reno A
注: Reno3 Aは使ったことがありませんが、他のモデル同様、対応はしていると思います。
8-2.デュアルSIMの構成
そして、どのようなシム構成で私たちが使っているかと言いますと、こんな感じです。
一.Reno9 Aの構成
SIM1:ドコモ(FOMA、電話のみ)
SIM2:IIJmio(4G、電話とインターネット)
二.Reno7 Aの構成
SIM1:ドコモ(FOMA、電話のみ)
SIM2:楽天モバイル(4G、電話とインターネット)
8-3.DSDVの設定方法
DSDVの設定は次のように行います。
まず、スマホの電源を落としたら、SIM1とSIM2カードスロットに、FOMA(3G)シムと4G・5G対応のシムをそれぞれ入れます。そして、電源を入れ直して、『設定画面』を開きます。
『モバイルネットワーク』を選択して、通話をドコモFOMAシム(または常に確認する)に、そしてインターネットをIIJmioまたは楽天モバイルに設定します。
ドコモFOMAシムを選択します。
(ドコモ)
『有効にする』を一度オフにしてからオンに戻します。『優先ネットワークのタイプ』は3G/2G(自動)にします。
もし、「アクセスポイントの名前を設定してください」というメッセージが何度も出てきて消したい場合は、追加でアクセスポイント名の作成が必要になります。その際は『アクセスポイント名』も選択します。
ここの設定方法は、価格コムサイトでよくコメントを投稿されている、うっきーさんという方の情報を参考にしました。詳しくは『こちらのサイト』のFAQ5に説明があります。
例えば、次のように設定してください。(名前やAPNは何でも構いません)
- 名前:ダミー
- APN:dummy
次に、楽天シムを選択し、優先ネットワークのタイプを『4G/3G/2G(自動)』にします。(この操作は必須ではなく、私が住んでいる地域はまだ5Gエリアが少ないため、電力消費を少しでも抑えるために設定しています)
(楽天)
最後に、留意しておく点が二つあります。一つは、両方のシムスロットにカードを入れないとFOMA(3G)は使えない事です。そしてもう一つは、カードを入れた後は毎回FOMA(3G)のシムを一度無効にし、有効にし直す事です。そうしないと、いつまで経っても画面右上に電波が立ちません。
ちなみに、SIM2にはどことも契約をしていない空のシムカードを入れても、とりあえず3G通話は使えます。スマホを純粋に電話として利用したい場合は、そういうやり方もあります。
9.スマホ以外で購入したケースおよびガラスフィルム
後は、Reno9 AやReno7 Aを購入する際、一緒に注文したケースおよびガラスフィルムがあるので、それらもレビューしたいと思います。
9-1.手帳型ケース
親のReno9 A用には、シズカウィルという会社が販売している手帳型ケースを購入しました。色・デザイン・機能性など、本人の好みや希望を全て満たしているので、十分満足しているようです。
これを選んだ主な理由は、以前もこちらのメーカーの手帳型ケースをZenfone3用で購入したことがあり、作りがしっかりしていて良かったからです。
落ち着いた色合いで安っぽくないですし、マグネット内蔵なので、蓋を閉じればピタッとくっつきます。それに、このケースだけでスマホ全体を保護してくれ、付属のストラップを腕に巻き付けて使用すれば、万が一の落下防止にもなります。
おしゃれと機能性が両立していて、非常に使いやすいです。
9-2.TPUケース
こちらは、私がReno7 A用に使っているスマホケースとなります。透明なので、スマホ本体のデザインを極力損なわずに使う事が出来、さらに、4隅の角にあるエアバッグプロテクションによって、落下時の衝撃からも保護してくれます。
TPUケースで柔軟性があり、取り付け・取り外しがしやすいのもいいですね。
カメラ全体が出っ張っているので、やはりレンズ保護の観点からもこのようなケースは必須と感じます。
ただし、こちらは手帳型とは異なり、ディスプレイ部分は保護されないので、気になる人は別途ガラスフィルムを用意する必要があります。
9-3.スマホ二台持ちケース
次に、スマホを二台持ちする人にとっては非常に便利な、ベルトホルダーの付いたスマホケースをご紹介します。
私の場合、先ほどご紹介したTPUケースをスマホに取り付けて、それをこのような収納ケースに入れて、さらにウェストバッグに入れて持ち運ぶので、万が一落としたりぶつけたりしても、三重のガードでそうそう壊れる事はありません。
もちろん、一般的な使い方でない事はよく承知しています。守りを大事にする性格ゆえでしょうね。
本商品の注意点として、このケースのマグネット力は弱く、何かの拍子で簡単に蓋が開いてしまうので、ベルトに通して使うのはお勧めしません。私の場合、蓋を開けてさっとスマホを取り出せ、そして仕舞えるので、逆にマグネット力は弱い方が好都合なのです。何を重視するかで評価は変わると思います。
それと、何より魅力的なのが、1,000円前半で購入できるという価格の安さです。ケースとしての機能は十分果たしていますし、非常にお買い得と言えます。
一応スマホの対応サイズは5.5~6.3インチとなっているのですが、実際にReno7 AとReno Aを入れてみると、サイドのスペースはまだ余裕がありますし、さらにゴムで伸縮するので、もう少し大きなスマホでも入ると思います。
ついでに、予備で購入した別のベルトホルダー付きスマホケースもあるので、ご紹介します。
こちらは初めのケースよりもデザインが凝っているので、価格が少し高めとなり、2,000円くらいします。
違うのは、レザー表面のデザイン、強力なマグネット、そしてストラップ付きという点でしょうか。ベルトに付けて使用する前提であれば、こちらはマグネットが強力なので、蓋がガッチリ閉まって良いと思います。ただ、経験上、ベルトに取り付けるスマホは一台のみの方が、機能的にも見た目的にも良いと思います。
対応サイズについては、こちらはサイドの部分があまり伸縮しないので、TPUケースのまま入れる場合は、ご覧の通り6.5インチくらいまでが限界と思います。
どちらのケースも大と小の二つサイズがあるので、購入の際はよく確かめてください。
9-4.ガラスフィルム
そして、私にとっては不可欠とも言える、ガラスフィルムについてのご紹介です。今回購入した商品には、ディスプレイ用とアウトカメラ用で、それぞれ2枚ずつガラスフィルムが入っていました。したがって、Reno9 AとReno7 Aの両方に取り付けました。
ガラスフィルムを付ける理由は、もちろんスマホ本体のカバーガラスを傷や衝撃から守る目的もあるのですが、それだけではなく、指紋が付きにくくなったり、指滑りが良くなったりする事で、スマホ使用時の快適性向上も期待しています。あるのと無いのとでは、使用感が全く異なります。
一方で、デメリットも当然あります。ガラスフィルムの貼り付け時は、毎回結構なストレスになります。マニュアル通り、正しいプロセスで素早く行わないとほこりが入ってしまいますし、逆に、急ぎ過ぎてしまうと、ガラスの取り付け位置がズレたりします。中々思い通りにはいかないものです。
ネットでは、多くの販売店から様々なガラスフィルムが販売されており、それぞれで特徴が少しずつ異なっていたりします。
例えば、今回購入したものはインカメラ部分に穴が開いていますが、中には開いていないものもあります。どちらが良いかは微妙なところです。
また、アウトカメラ用のガラスフィルムは意外と使いづらいです。例えば、フラッシュを焚くと全体が白っぽく写ってしまうので、カメラ目的でライトが使えなくなります。それに、フィルムが少しでもレンズからズレていると、撮影品質にも影響します。
メリットよりもデメリットの方が大きい気がしたので、私は結局取り外す事にしました。もしスマホケースを付けずに使用するなら、カメラレンズを保護する目的でフィルムはあった方が良いです。しかし、もしケースを取り付けるなら、別にカメラにフィルムを貼らなくてもあまり問題は無い気がします。
10.その他
最後に、今回Reno9 Aを購入する際の判断材料として、スマホ本体以外で付加価値が二つあったので、それをここでご紹介しておきたいと思います。
10-1.期間限定のスマホ特割
一つは、一部のネットショップで提供している、期間限定のスマホ特割です。
例えば、IIJmioではMNPで契約すると、スマホ本体を大幅割引で購入できたりします。また、すでにIIJmioと契約していて、これ以上の契約が必要無い場合は、スマホを定価で単体購入し、後日e-GIFTをもらうという選択肢もあります。
私の場合、以前Reno5 AをMNPで安く購入した事があるので、今回はReno9 Aを単体購入して、e-GIFTキャンペーンを利用する事にしました。
一方、楽天モバイルの場合は、新規契約をするとお得にスマホを購入できる場合があります。
いずれにしても、お店が出している条件を満たさないと、特別安く買う事はできません。(当たり前ですけれど)
ドコモ等のキャリアやIIJmio等のMVNOでは、サービス内容にそれぞれ一長一短があるので、その時の状況に応じて利用するサービスを決めていけば良いでしょう。
10-2.早期購入特典
次は、OPPOが公式で提供している早期購入特典です。今年の場合、2023年8月31日までにReno9 Aを購入すると、無料でOPPO Care1年プランが付いてきました。スマホを壊しても、保証範囲内で年一回であれば、無料で修理してくれるという内容です。
メリットを感じるかどうかは人それぞれに思いますが、親用のスマホとして考えた場合、5,000円分の追加保証代がタダになるのはありがたいと感じたので、購入を判断する際の一助としました。
11.総評
長くなりましたが、OPPOのスマホ『Reno9 A』と『Reno7 A』のレビュー記事は以上となります。
結論から言いますと、電話やネットなどの日常用途としては、どちらの機種も使いやすいです。比較的価格が安く、かつ全体のバランスが整っているので、多くの人は「これで良い」と満足できると思います。性能面で驚きが無い分、不満点もあまりありません。費用対効果が高くて私はお勧めします。
ただ、よくゲームをする人や、頻繁にカメラで撮影する人は、SoCやカメラが高性能な、Pixel・iPhone・ギャラクシーなどを検討してください。または、私のように「必要な機能を持ったスマホと二台持ちする」という選択肢もあります。
個人的には、長時間見る事になるディスプレイの品質やサイズが一番重要と感じます。単純に画面が綺麗に越した事はないのですが、それだけではなく、操作性、ひいては作業効率にも影響してくるからです。
高齢者には軽くて小さいスマホの方が向いていると思いがちです。しかし、必ずしもそうではありません。家の親が使っているのを見る限り、画面が大きめのスマホの方が使いやすい場合もあります。
したがって、メインキャリアでFOMA(3G)から5G契約に切り替える相談をした際に、画面が小さいスマホやガラホしか提案してくれなかったショップには違和感を覚えました。その結果、私たちには汎用性の高いReno9 AやReno7 Aが総合的にベストチョイスとなりました。
廉価でもこのように安心して使える質実剛健なスマホを、OPPOは引き続き販売し続けてくれる事を願っています。そして、マーケットがそれに応えてくれる事を望んでいます。商品の差別化も大事ですが、普通である事もまた大事です。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
味水 隆廣